Webによる音楽共有から導かれる考え方

昨日、Web版音楽共有サイトについて記事にしたのだが、この団体がなんて言うだろう?って締めくくってみて、翌日知ったニュース。
On Off and Beyondより。

著作権保護よりライブで稼ぐ、というビジネスモデル
プリンスが、イギリスでCDを新聞の「オマケ」として配って話題になった。 

The Mail紙の日曜版に、新作CDのThe Planet Earth、300万枚(!)を折込、その上イギリスでのPrinceのコンサートツアーに来た人には、全員無料配布。こちらも延べ40万人超。

New York Timesが、Princeの収益構造を分析しているが、非常に単純化すると、

「Princeはライブの稼ぎがメイン。印税収入はたいして重要ではない。CDは、ライブをプロモートするための広告ツールであり、別に違法コピーがどれほど出回ってもOK。むしろ、沢山出回って知名度が上がり、ライブに人が沢山来てもらったほうがよい。しかも、CDに頼らなければレコードレーベルに利益を搾り取られることもない」

というのがPrince側の論理では、という話。

Princeは非常にエキセントリックな外見、マスコミからのインタビューを受けないといった行動が話題になりがちだが、80年代から長く人気を保ち、ビジネス面でも鋭い才覚を見せている人でもある。そのPrinceの行動ゆえに注目されている。

もちろん、音楽業界は怒っている。

 

知財という物は難しく、特にデータのやり取りが容易である類は更なるもので。
Prince閣下は「ライブで稼ぐからいいや」って大物っぽいし、かつビジネス面で才覚を見せているというのも解るかも。
もしかしたら他のある程度成功してしまっているアーティストの人たちも
同じ様な考えを持っている人たちが多いかもしれないなーと思ってしまいました。
ただ、既得権益を奪われるレコード会社や、某団体などは、黙っちゃおれんのでしょう・・・。
はたしてどちらが良いのでしょうか?
個人的にはPrince閣下に賛成の一票を送りたいけど、レコード会社が腐っていって、新しいアーティストが枯渇するかも・・・、、、、、ってそんなこと無いような気がしてきた!
音楽などの芸術は、絵画や彫刻家よりも遙かに手っ取り早く世の中に出て行けるのではないだろうか?つ○くプロデュースとかでモーニング娘。クローンが沢山生まれたように、金とメディアパワーで一気にメジャー化できるし・・・。真面目に活動するには大変かとは思うけど、多分絵描きさんとかに比べれば、まだましなんじゃないかな?
基本的には極論ですが。
ああ、悲しい絵描きさんの物語
どうか観た人泣かないで・・・。

 

 

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